フランク・ハーバート デューン 砂の惑星 グラフィックノベル2 ムアッディブ
SF史上に輝く最高傑作の一つを、原作小説に忠実にコミック化。
原作権利者の総監修による、公式コミカライズ版、第2巻。


はるか未来……過剰に進化した思考機械が社会を支配し、人類を従属させていた。
人類は反乱を起こして勝利。その後、思考機械を禁止し、代わりに、特殊能力を習得するよう育成された人間が、思考機械の代替をもする社会を築いてゆく。
思考機械との戦争から1万年以上が経過。人類は様々な惑星に移住し宇宙帝国を築いている。各惑星は領家(りょうけ)と呼ばれる貴族によって統治されており、本書で描かれる時代には、領家の頂点には皇帝シャッダム4世(在位10156年〜)が君臨している。

物語の主人公は、惑星カラダンを統治するアトレイデス公爵家の世継ぎ、ポール・アトレイデス。アトレイデス家は皇帝の命により、惑星カラダンから、砂漠の惑星アラキス──通称デューン──に移封(いほう)されることになる。
惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料“メランジ”の、宇宙で唯一の産地だ。それゆえアラキスを統治する者は、莫大な富と名誉を得る。しかしこの移封、実はアトレイデス家の宿敵ハルコンネン家の男爵が仕組んだ罠だった……。
砂漠の惑星を舞台に、物語はめくるめく展開を見せてゆく。



フランク・ハーバート (原著)

アメリカのSF作家(1920〜1986年)。『デューン 砂の惑星』とその続編5巻の著者。『デューン 砂の惑星』は世界中の40を超える言語で出版され、何百万部も売り上げ、2本の映画とテレビのミニシリーズ1本が制作された。『デューン 砂の惑星』はSF小説の中でオールタイム・ベストと称される作品のひとつである。このシリーズはその後のSF作品全ての原型であると広く考えられている。
ブライアン・ハーバート (著/文)

フランク・ハーバートの息子で、父親の伝記『Dreamer of Dune』の著者。ケヴィン・J・アンダースンとの共著で、父親が1965年に著したSF小説の金字塔的作品の続編を何作も出版し、そのどれもがベストセラーとなっている。
ケヴィン・J・アンダースン (著/文)

50作を越えるSF小説の著者。ブライアン・ハーバートとの共著で『デューン 砂の惑星』の前日譚(たん)編を刊行。『スターウォーズ』『スタークラフト』『Xファイル』シリーズのスピンオフ小説も執筆。
ラウール・アレン (イラスト)

スペイン、バジャドリ在住のアーティスト、ディレクター。マーヴェル・コミックス、ヴァリアント、DCコミックス等で仕事をしている。イラストレーターとしては、クエンティン・タランティーノと仕事を共にしたことがある。「ローリング・ストーン」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」でも仕事をしている。
パトリシア・マルティン (イラスト)

コミックス・アーティスト、イラストレーター、レタラー(レタリング担当者)。スティーヴ・オーランドと共に『ワンダーウーマン』、ジェフ・レミアと共に『ブラッドショット・リボーン』、アーティストのラウール・アレンと脚本家のエリック・ハイセラーと共に『シークレット・ウェポンズ』を手掛けている。スペイン在住。
ビル・シンケビッチ (イラスト)

本書ではカバーイラストレーションを担当。アイズナー漫画業界賞を受賞し、エミー賞にノミネートされたこともあるアーティスト。1980年以降のコミック及びグラフィックノベル・イラストレーションのスタイルを刷新したことで知られ、マーヴェル・コミックス、DCコミックスでもっとも著名なアーティスト。1984年にデヴィッド・リンチ監督に選ばれ、彼の『デューン 砂の惑星』の映画のコミック版を描いた。
細美遥子 (ホソミ ヨウコ) (翻訳)

英米文学翻訳家。高知大学人文学部文学科卒業。訳書に、マーセデス・ラッキー『魔法の使徒』『魔法の誓約』『魔法の代償』、ベッキー・チェンバーズ『銀河核へ』(以上、東京創元社)、ケン・リュウ『母の記憶に』(幹遙子名義、共訳、早川書房)、アンナ・カヴァン『われはラザロ』(文遊社)など多数。

【以下続刊】
デューン砂の惑星 グラフィックノベル3 2024年盛夏刊行予定
型番 9784910900049
販売価格

2,475円(内税)

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